「浸透して留まる」新しい製剤技術をポーラが開発!来春にも実用化
この技術は、来春ポーラから発売される化粧品に活用される予定とのこと。
表皮基底細胞表皮基底細胞は美白や肌荒れ改善のターゲットとなっている。その理由は表皮基底細胞が健やかな肌の維持に重要な役割を果たしていることによる。
具体的には、表皮基底細胞は、肌のバリアとして働く角層細胞の供給元である。表皮基底細胞の乱れが肌荒れの原因となりうる。
表皮メラノサイトで生成されたメラニンを取り込み、メラニンキャップが表皮基底細胞に構築される。紫外線によるメラニンの最終保管部位になっている。
メラニンキャップは表皮基底細胞が角層細胞へ分化して表面へ移動する際に分解が起こる。メラニンの分解能により肌を美白に導く。
「浸透して留まる」表皮基底細胞が美白有用成分のターゲットになることは明らかであったが、表皮基底細胞に美白有用成分を効率的に輸送するアプローチは今までほとんどない。
ポーラ化成工業は表皮基底細胞に「浸透して留まる」ことを目的に新製剤の開発を試みた。
「オレイン酸ポリグリセリル」の微粒子状構造体が美白有用成分を包含し、表皮基底細胞まで到達し、表皮基底細胞に効率的に留まることを確認したとのこと。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
・ポーラ・オルビスホールディングスプレスリリース
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20141121.pdf