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サントリー健康科学研究所がスペインの学会で発表サントリー健康科学研究所はオリーブとブドウ種子抽出物摂取が健常人の血管内皮細胞機能を改善することを欧州動脈硬化学会(スペイン)で発表した。
試験方法クロスオーバー法にて試験食品(オリーブOPX(50mg/日)、ブドウ種子OPC(75mg/日)とビタミンC(100mg/日)を含む食品)とプラセボ食品を比較した。摂取期間は4週間、ウォッシュアウト期間は3週間。測定項目は摂取期間前後の血管内皮機能と酸化ストレスマーカー。
試験結果血管内皮機能はFMD(血管の柔軟性の指標)、酸化ストレスマーカーは尿中8-OHdG(活性酸素の影響を鋭敏に反応する指標)で検討。
FMDの投与前後の差(平均値)は食品群+0.52、プラセボ-0.09で有意(対応のあるt検定)に血管の柔軟性を改善。
尿中尿中8-OHdGの投与前後の差(平均値)は食品群-1.50、プラセボ+2.12で有意(対応のあるt検定)に酸化ストレスマーカーを改善。
以上の結果から、試験食品は健常者の血管内皮機能を改善することが明らかになった。
これは血管の酸化ストレスから血管を守ることが、その理由と推定。