青森工場スタッフの意地2016年1月14日、りんごの心皮を活用した洗顔用石けん「あっ!ぷるるんぼーる」が好評を得ているとその開発から販売まで手がけている株式会社やまと商社が発表した。
この会社は元々、医療機器やパソコンに使われるヒンジを製造していた。しかし、開発製造拠点が中国工場へ移管。そこで青森工場のスタッフが生き残りをかけて開発を始めたのがこの「あっ!ぷるるんぼーる」だ。
くせになる感触生食される以外のりんごはジュースなどの加工品の原料となり、絞りかすは廃棄される。この絞りかすの中に肌を美しくする成分が眠っていたのである。
りんごの種を包む固い殻を心皮と呼ぶ。この心皮には保湿力に優れた天然成分がふんだんに含まれており、同社は弘前地域研究所と共同でこの心皮を殺菌および乾燥、粉砕することに成功。
それを原材料に利用して洗顔用石けんを開発した。
この石けんは今までにない新触感。洗顔フォームとも固形石けんとも違う、ぷるぷるとしたゼリーのような感触なのだ。このゼリー状の石けんを肌に直接当てて洗うため、石けんを泡立てる必要はない。
また、りんご心皮だけでなく、今注目の機能性素材である「あおもりプロテオグリカン」