今回のテーマは、美食の秘訣【イケドクOL診療所】
高橋先生
食に対する基本的な考えを知れば、健康的な“美食”の達人になれるかも!? イケドクきってのスポーツマン、形成外科医の高橋先生に、お米と組み合わせたい食材を教えてもらいました。
先日(9月3日)にシティリビングWeb主催のイベントとして、東京ミッドタウン「ucafe」にて、美容家の渡邉李穂さんと美容と健康について講演・対談してきました。
ucafe代表の渡邉さんはオーガニックカフェ、ネイル、ヘアサロンなどを広く手掛けられており、提唱されているハンドマッサージもとても好評を得ています。僕からも食べる物から変える健康法の話をしてきました。本コラムでも以前紹介した「美食の秘訣」から、特に“穀物中心の食生活”、“旬の物を豊富に”、“白米より玄米、分づき米”といった内容を、みなさんの生活習慣をチェックしながらお話しました。聴きに来ていただいた方々には、いい質問をたくさんいただきました。その中で、特に良かった質問があります。
「玄米や分づき米は、白米より栄養価高く、メタボ予防や美容に良いことはわかるのですが、白いお米が大好きなのでなかなか切り換えられません。
どうしたら良いでしょうか?」
とてもいい質問です。白米として精製されたものは、玄米や分づき米よりも血中で糖の上昇度が高く、これは黒糖と白糖、麦パンと白パンを比べた場合にも、同じことが言えます。しかし、玄米や分づき米は精米に比べ味も落ちるし、保存も気を使うし、せっかく気合入れて買ってきても、長続きしない方が多いです。大事なのは、日々の生活で習慣化することですから、気が乗った時だけ頑張るものではありません。
この方の質問には迷わず、「ぜひ、白いお米を食べ続けてください!」とお答えしましたが、少しメニューの工夫を提案させてもらいました。
「お米と一緒に食べる物を、毎日変わるがわる組み合せてみましょう」
たとえば、今、秋の季節は混ぜご飯の材料が豊富です。豆ごはん、きのこごはん、栗ごはん、鶏五目ごはん…、挙げればもっともっとありそうですね。香ばしい香りと色鮮やかな食卓の光景が思い浮かびそうです。
これらの食材が、どのように白米食を変えてくれるのでしょうか。大豆は、“畑の肉”とも言われ栄養価がとても豊富です。きのこは、食物繊維が多く、特に水溶性食物繊維は血中の糖やコレステロールを抑えます。栗は、ミネラル・ビタミン・微量元素のバランスがとても良いです。鶏肉は、脂肪分の少ない良質なタンパク源です。
これらの食材を変わるがわる一週間摂れたとすれば、玄米を頑張って一週間食べた場合と同じように、血中の糖バランス、豊富な栄養価やアミノ酸、十分なミネラル・ビタミン・微量元素の摂取ができるでしょう。
美容と健康は楽して得られるものではないかもしれません。しかし、食事でも運動でも、続かない努力は水泡と帰してしまうものです。
ぜひ、五感で味わえる食事の美味しさも追求しつつ、上手な栄養バランスを叶えていきましょう。最後に、混ぜご飯やご飯にふりかける、またはのせる物にどのような栄養成分が含まれており、どのような健康効果があるかを記載した表をお示ししますので、参考にしてみてください。
食材
代表的な栄養成分
代表的な効果
大豆
レシチン(リン脂質)
集中力、コレステロール低下
納豆
ビタミンK2
骨を丈夫にする
きのこ
水溶性食物繊維
メタボ予防、血糖を抑える
栗
ビタミンB群
代謝の促進、美肌効果
鶏肉
タンパク質
コラーゲン生成、肌のハリ
ひじき
非水溶性食物繊維
便通、デトックス効果
ちりめんじゃこ
ミネラル(Ca, Fe)
骨を丈夫にする、貧血改善
梅
クエン酸
代謝の促進、疲労回復
表 ご飯と一緒に食べることで摂れる栄養成分と効果
【PROFILE】
お名前(ふりがな):高橋卓也(たかはしたくや)先生
専門科:形成外科
年齢:秘密
勤務先:横浜市内クリニック鹿児島の離島病院
好きな女性のタイプ:和服の似合う癒し系大和撫子
初デートに連れていく場所は?:カジュアルで眺めのいいイタリアンレストラン
なぜドクターを志したのですか?:生命の神秘を追い求めたかったのと、手に技術を持つ職に憧れていた
女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:
正直、恥ずかしいので、笑ってごまかす
<2013年7月17日現在>
【思わずキュンイケドクOL診療所】
OLの間で密かに人気のイケメンドクターズ、通称イケドク。5人のイケドク達がそれぞれの専門分野で、健康な毎日を過ごしたい女子を全力でサポート★彼らの導きでココロもカラダもきれいな美人OLに♪