今回のテーマは、めまい【イケドクOL診療所】
森先生
いびきが大きい人、日中の眠気や集中力不足が気になる人は要注意!?睡眠時の無呼吸や低呼吸により、日常生活に支障をきたしてしまう…睡眠時無呼吸症候群について、循環器内科の森先生に教えてもらいました。
こんにちは、森大です。みなさんは、「めまい」って何か知っていますか?
よく「今日はめまいがする…」なんて聞きますし、言ったこともあるかもしれませんね。でも、いざ聞かれると説明できないですよね。今回はその「めまい」についてお話しします。
一口にめまいと言っても、感じている症状はさまざまです。景色が回転する、ふわふわ浮いているような感じ、意識が遠のく、意識ははっきりしているのに上手く歩けない、など色々なめまいがあります。
実は、今挙げた4つの症状だけでも、それぞれ異常をきたしている臓器は異なるのです。
すべてをお話しするスペースはありませんし、私は循環器内科なので、今回は心臓からくるめまいについてお話したいと思います。
めまいの種類
心臓からくる「めまい」とそうでないめまいには大きな違いがあります。それは、心臓からくるめまいは命に関わる可能性があることです。なぜなら、不整脈が起きているかもしれないからです。不整脈によって血圧が下がり、脳の血流が低下すると意識が遠のいたり意識を失ったりします。
「朝礼でずっと立っていたらめまいがして倒れてしまった」「立ちくらみの後に気絶してしまった」などは比較的よく聞く話ですが、これは状況が関係しているので心臓由来のものとは異なります。神経の調節が上手くいかずに血圧が下がってしまう「神経調節性失神」というもので、命には関わりません。
逆に、「ただ歩いていた」「ただ座っていた」などの状況で突然にめまいがしたり意識を失ったりするのは危険な兆候です。
また、直前に胸の痛みや動悸などがあることも危険と言えます。
そのような場合には、医療機関を受診して検査を受けるようにしましょう。ただし、似たような症状だからといって必ず心臓由来とは言えませんし、その頻度はとても低いので検査を受けて異常がなければとりあえず安心して良いと思います。
それではまた、よろしくお願いします。
【PROFILE】
お名前(ふりがな):森大(もりだい)先生
専門科:循環器内科
年齢:29歳
勤務先:都内某病院
好きな女性のタイプ:優しさと個性のある人
初デートに連れていく場所は?:ダイニングバー
なぜドクターを志したのですか?:ケガをした友人に「大丈夫?」と聞くことに疑問を感じたから
女性たちからイケメンドクターといわれることにどう思いますか?:
あまり言われませんが、素直に嬉しいです
<2013年7月17日現在>