10日間で2.8kg減! 吉瀬美智子さんも実践する“七号食ダイエット”をやってみた
20150821
●体をリセットしてくれる“七号食ダイエット”とは?
“七号食”とは、10日間(プラス回復食4~6日)、ごま塩をかけた玄米ご飯だけを食べることで、デトックスをして体をリセットする「半断食健康法」のこと。好きな物を好きなだけ食べる「一号食」から始まり、おかずが4品つく「二号食」…というように、どんどんおかずが減っていって、最終的に玄米ご飯のみになるのが「七号食」なのです。
七号食を続けると、「便秘解消」「肌がキレイになる」「むくみがなくなる」「不眠改善」など、うれしい効果が期待できます。もちろん気になる体重も、10日間実践するだけで、普通の人で3~4kg、太り過ぎの人だと5~6kgも落ちる人が多いそう。
女優の吉瀬美智子さんも、産後太りを七号食ダイエットで解消したり、撮影前に体をリセットしたりと、美と健康をキープするために取り入れているといいます。
でも、10日間ただ玄米を食べるだけで、なぜそんな効果が出るのでしょう。
実は、大切なのは「玄米を食べること」よりも、「体に良くないものを食べない」こと。普段、私たちはいろいろなものを食べていますが、体に良いとされるものを食べるより、「体に悪いものを食べない」ほうが、効果は大きいのだとか。
さらにデトックス作用の高い玄米だけを食べることで、効率的に体の不調が改善されていく…というのが、この七号食ダイエットの理論なんです。
●いますぐ実践したい! 七号食ダイエットの基本
七号食ダイエットは、「玄米のみを食べる10日間」と「回復食4~6日間」、合計約2週間行います。
<10日間の基本ルール>
・雑穀入り玄米のみで10日間過ごす(ごま塩はOK)
・よく噛んで食べる
・食べる量や回数に制限はない(目安は600g程度)
・ノンカフェイン&ノンカテキンの飲み物を飲む(水、ルイボスティ、麦茶、玄米茶など)
・どうしても味のあるものが食べたくなったら無添加の梅干しを食べる
・どうしても甘いものが食べたくなったあら玄米甘酒を飲む
玄米と雑穀米を一緒に炊く方法や、玄米を4日間寝かせた「寝かせ玄米」で行う方法などがあるようですが、玄米を食べるというルールは同じなので、自分がやりやすい方法で試してみてください。
筆者はいいとこ取り(?)で、玄米と雑穀米を混ぜて炊いたものを寝かせ玄米にしてトライ!
<寝かせ玄米材料>
・玄米(できるだけ無農薬のものを)…2合
・小豆…20g
・自然塩…小さじ1弱
※小豆や塩の量は好みで変えてもOK。
炊き上がったら保温状態のまま3日間置いて、1日1回かき混ぜます。もちろん炊きあがってすぐに食べてもOKですが、3日間寝かせることで、ぬかに含まれている酵素がタンパク質を分解するので旨みが増幅し、やわらかくてモチモチとした食感になります。
玄米はパサパサして苦手という人にもおすすめです。
4日目にはお赤飯のようになって美味しそうな見た目に。寝かせることで栄養価もグンと高くなり、とくに玄米に含まれているギャバは酵素の力で驚くほど増えるといいます。
もちろんこの10日間は職場へも玄米を持参。ダイエット特有の空腹感がないので続けられますが、やはりどうしてもお菓子やお肉が食べたくなります。でも、それらを断つことで食欲に負けなくなり、さらには食欲をコントロールできるように変化していきます。そもそも、七号食の本当の目的は、「食や健康に意識を向けられる生活」。ただ体重を減らすのではなく、自分の食生活を見直す機会にもなります。
10日間の玄米生活が終わると、次は回復食です。11日目からいきなりそれまでの食生活に戻すと体に負担がかかりますし、消化不良になったりするので、徐々に慣らしていくことが大切です。
回復食の11~13日目は、それまでの玄米とごま塩に、具ナシの味噌汁をプラス。14~16日目は、味噌汁を具ナシから具アリに変えます。この間、動物性の食品はNG。最低でも4日間は回復食を続けましょう。
●デトックス時に起きやすい体調不良
七号食ダイエットをはじめると、瞑眩反応(めんけんはんのう)がほとんどの人に出てくるといいます。瞑眩反応とは、体が改善されていく過程や体の中の毒素などが排出されるときに起こる一時的な体調不良です。
一般的に起こりやすい症状には「イライラする」「頭痛」「異常に眠くなる」「下痢や便秘になる」「肌が荒れる」「咳が出る」「発熱」など。筆者の場合は、まず顔が土色になって吹き出物が出現。頭痛もするし、困るほどの睡魔にも襲われて、寝ても寝ても眠い…という状態に。
でも10日目が終わる頃には自分でも驚くほどに肌がもっちりして、肌がワントーン明るく。職場でも「肌がキレイになったね!」と言われたので、勘違いではなさそうです。そして気になる体重はというと、なんと、10日間で2.8kg減という結果に(筆者は、標準体型のアラフォーです)。この年で急激に体重を落とすと肌がカサカサになったり、やつれたりしやすいのですが、お肌の調子はかなり良い状態で、体も心も軽くなって大満足。
現在、七号食ダイエットを終えて1カ月経過しましたが、ちょっと不摂生しちゃったな…という日の翌日は七号食にしていたら、リバウンドもなく肌も体重も安定しています。
気になる人は、試してみてはいかがでしょう。
<文/西村亜希子>
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