【薬剤師に聞きました】「点鼻薬」の種類と特徴を知って花粉症を乗り切ろう!
2月15日、関東地方では、ついに花粉シーズンに突入。例年よりも12日遅いとのことですが、できれば聞きたくなかったこのニュース。今や、「4人に1人が花粉症」とも言われていますが、くしゃみや鼻水、目やのどのかゆみなど、花粉症は本当に厄介…。
つらい症状を少しでも和らげようとマスクや花粉防止メガネなど、対策を講じる人は多いと思いますが、点鼻薬もそのひとつです。そんな点鼻薬、じつは含まれる成分が違う商品があることをご存知でしょうか?
市販の点鼻薬はおもに3種類!
「点鼻薬にはたくさんの種類があるのですが、市販の点鼻薬に含まれる成分は、大きくは3つあります」。そう話すのは、横須賀市にあるコトブキ調剤薬局横須賀店で薬剤師として活躍する、竹中孝行さん。
その3つというのは、「ステロイド成分」「抗ヒスタミン成分」「血管収縮成分」。これらについて、それぞれ詳しくお話をうかがいました。
1●ステロイド成分
まずひとつ目は、「ステロイド」。いったいどんな特徴があるのでしょう?
「『ステロイド』は簡単に言うと、炎症を抑える作用をもつ成分。病院で処方される点鼻薬も、この『ステロイド』が含まれていることが多いです。