ビューティ情報『【名城大学】スイゼンジノリがつくる紫外線吸収物質を発見 ~天然由来の美容成分として化粧品分野への応用に期待~』

【名城大学】スイゼンジノリがつくる紫外線吸収物質を発見 ~天然由来の美容成分として化粧品分野への応用に期待~

と抗糖化活性 注7) を示しました。抗酸化活性については、その活性が長時間持続することが明らかとなりました(図3)。また、抗糖化活性については皮膚の真皮の主成分であるコラーゲンとエラスチンの糖化を抑制する効果が確認されました(図4)。これらの結果から、 サクリピン A, B はスキンケアクリーム等への配合剤に適していると考えられます。ヒト皮膚由来の培養細胞に対し てサクリピン A, B が毒性を示さないことも確認されました。サクリピンは食品由来の成分なので、経口サプリメントとしての応用可能性も考えられます。

【名城大学】スイゼンジノリがつくる紫外線吸収物質を発見 ~天然由来の美容成分として化粧品分野への応用に期待~


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サクリピンの光異性化反応

上述したサクリピン A, B の抗酸化活性と抗糖化活性の測定結果から、サクリピン A とサクリピン B で活性の程度が異なることが分かりました。抗酸化活性はサクリピン B の方がサクリピン A よりも高い活性を示しました。抗糖化活性では、コラーゲンに対してはサクリピン B が、エラスチンに対してはサクリピン A が、それぞれより高い活性を示しました。したがって、サクリピンを応用利用する場合には、用途によってサクリピン A とサクリピン B の比率調整が必要となります。

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