肌のバリア機能に重要な結合型セラミドを増やす成分を発見
~ヘパリン類似物質および5種の植物エキス~
ヘパリン類似物質や複数の植物エキスが結合型セラミドを増やし、 肌のバリア機能を高めるイメージ図
大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)は、肌のバリア機能に重要な結合型セラミドに関する研究を進め、ヘパリン類似物質や複数の植物エキスが、角層細胞と細胞間脂質を結びつける結合型セラミドを増やすことを新たに見出しました。本研究成果は2024年3月28日~31日に開催された日本薬学会第144年会にて発表いたしました。
【研究の背景】
結合型セラミドは、肌の最表面に位置する角層において、角層細胞と細胞間脂質をつなぎとめる特殊なセラミドです。肌のバリア機能の土台として、特に重要な役割を担っています。これまでに当社は、肌の結合型セラミドに着目した研究を行い、外部刺激や細胞の老化によって結合型セラミドが減少し、肌のバリア機能が低下することを発表してきました※1。
肌内部の結合型セラミドを増やすことができれば、外部刺激や老化に負けない、うるおいに満ちた美しい肌に導くことができると考え、結合型セラミドを増やす成分の研究を進めました。