汗や臭い対策に!制汗剤(デオドラント)の効果と選び方
夏が近づくとともに、ワキ汗のニオイや汗じみに悩まされるシーンは増えてきます。制汗剤は、ワキ汗の対策に使える手軽なアイテムですが、種類が豊富であるだけに、どれを選べばよいか迷うこともあるかもしれません。制汗剤の種類や選び方について説明します。
汗や臭い対策に使われる制汗剤とは
ニオイという意味では印象があまりよくない汗ですが、体から分泌されてすぐの時点で不快なニオイを発しているわけではありません。汗そのものはほぼ無臭であり、これはニオイの気になるワキ汗であっても同じです。ところが、それを悪臭に変えるのが、皮膚の表面にいる常在菌です。菌が汗に含まれている脂肪やタンパク質を栄養源とし分解するにつれて、ニオイが生じてくるのです。
多くの種類がある制汗剤ですが、どの種類も汗対策としては2つの方法を中心としています。
1つは、収れん剤を使い、皮膚上の汗腺を塞ぐことで汗自体の量を減らすことを目的にしています。そして、もう1つの対策は、殺菌作用のある成分を用い、皮膚表面の雑菌繁殖を抑えて、ニオイの発生を抑えることです。
制汗剤では、収れん剤と殺菌成分の片方、もしくは両方が配合され、乳化剤や沈殿防止剤、増粘剤などが添加されています。