現在、口唇ヘルペスに有効とされる市販薬が販売されており、口唇ヘルペスに悩まされている人にとっては治療の幅が広がっているように思えますが、知っておかなければならないポイントがあります。口唇ヘルペスの市販薬について詳しく見ていきましょう。
口唇ヘルペスとは
口唇ヘルペスとは、唇や口の周囲に水ぶくれなどの症状を引き起こす皮膚の疾患です。単純ヘルペスウイルスというウイルスが原因で起こり、このウィルスの初感染時やすでに感染したことのある人が風邪・疲労などの際に再発することで起こると考えられています。直接接触すること以外にも、感染者が使用したタオルや食器などの物を通じて感染が拡大する可能性もあり、感染力が強いといわれています。
抗体がない人や免疫力が低下している人は、感染しやすいといわれていますが、子供のうちに初めて感染すれば、症状が重くなりにくく、感染しても症状があらわれないこともあります。しかし、大人になって初感染した場合は、重症化するケースがあるため、注意が必要です。
口唇ヘルペスを治療できる市販薬の種類
口唇ヘルペスの治療に用いられる薬は、ウイルスの増殖を抑える働きのある抗ウイルス薬が一般的とされています。