治療に用いられる主な薬は、軟膏やクリームなどの外用薬と錠剤をはじめとする内服薬などがあります。
・外用薬
口唇ヘルペスの症状があらわれている患部に直接塗布するタイプの薬とされており、薬の形には軟膏やクリームなどがあります。比較的軽症なケースに用いられることが多く、患部から直接アプローチしてウイルスの増殖を抑制し、症状の広がりを抑える働きがあるといわれています。薬にもよりますが、1日数回塗布するよう指示されることが多いとされています。外用薬を塗った後は、忘れずにしっかりと手を洗いましょう。
・内服薬
経口薬ともいわれることがある飲む薬で、薬の形では錠剤タイプが広く知られていますが顆粒タイプもあるといわれています。体内から原因とされる単純ヘルペスウイルスへアプローチして、ウイルスの増殖を抑制する効果が期待できます。ウイルスをなくす作用はないとされていますが、皮膚から神経細胞に戻り棲みつこうとするウイルスの量を減らすのにも有効とされているため、再発しにくくする効果も期待できるといわれています。
このことから、中等症以上や再発の可能性が高い人、重症化しやすい人などに処方されることが多いとされています。