ビューティ情報『化学熱傷のときの応急処置と治療について』

化学熱傷のときの応急処置と治療について

II度熱傷では、水ぶくれが生じ、III度熱傷は、皮膚そのものが壊死(えし)して、皮膚における痛みの感覚はほとんどなくなってしまうといわれています。

目に化学物質が入った場合、目そのものにやけどが発生すると考えてもいいでしょう。一番危険なのは、強酸や強アルカリなどです。アルカリ性の物質は、排水口などの洗剤でもよく使われています。それらの物質が目に入ると、強い痛みが生じます。あまりの痛さのためにまぶたを閉じてしまいがちですが、まぶたを閉じた状態では、目に入った物質が取り除かれず、損傷が悪化します。

また、フッ化酸素酸は、金属のさび落としや湯垢などの洗浄剤にも使われる弱酸ですが、透過性や浸透性、腐食性が高く、皮膚や粘膜などに接触してしまうと、表皮の下にある真皮(しんぴ)の深くにまで達して、局所的な障害を発生させます。目で見えている以上に、深刻な障害が起こっている可能性が高いです。
その影響は接触した部分の深部組織、さらには骨にまで達することがあり、皮膚の壊死や深部組織の損傷となることが多いとされています。

化学熱傷の原因

原因となる化学物質はさまざまな種類が存在します。種類や性質などによって、やけどの程度やそれにともなう症状などが異なります。

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