ビューティ情報『化学熱傷のときの応急処置と治療について』

2017年5月4日 10:00

化学熱傷のときの応急処置と治療について

応急処置としては、有害な化学物質を拭き取り、洗い流すのが基本的です。しかし、原因となる物質が生石灰であるときには流水で洗い流す方法をとってはいけません。生石灰は水に触れることで発熱しますので、やけどの症状を悪化させかねません。化学物質によって、水が使えない場合は、水分を含んでいない清潔な布で拭き取る必要があります。

目に入ってしまった場合の応急処置方法は、医師や看護師などの医療従事者が到着するまでの間、流水で洗い流します。腐食性の高い化学物質であれば30〜120分ぐらい、継続的に洗浄を続けるべきでしょう。また、水に関しては生理食塩水でも代用可能です。

化学熱傷の対処法

化学熱傷を起こしたら、すみやかに皮膚科を受診しましょう。
その際、原因となる化学物質を持参することをおすすめします。診察のときにわかっている方が、対処がスムーズにいくと考えられるからです。また、それに適した治療方針も決定されるでしょう。皮膚以外の臓器、たとえば目や気管や食道などに損傷が及んでいる場合、損傷箇所にあわせて診療科を選択しましょう。医療機関を受診する前に、汚染された着衣を脱ぎ捨て、すべて処分することが望ましいでしょう。

監修:馬渕知子

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