角質の乾燥と水分の不足
角質は、乾燥状態の影響を強く受けます。
- 皮膚に何かしらの病変がある場合
- 外気が極端に乾燥している場合
- 加齢によって皮脂分泌が低下した場合
などは角化細胞が乾燥し、水分が不足することで角質のバリア機能が衰えカサカサとした手触りの硬い角質に変質していきます。単純な水分の不足だけではなく保水する能力が低下している場合が多く、ターンオーバーを正常に戻し保水力を高めるケアが必要となります。
体重による外部刺激の影響
足裏は、歩行する際には体重がかかり、たえず強い刺激を受けている部分ともいえます。角質は、外部刺激を受け続けることによっても硬くなり、サンダルの素足履きやクッションが十分でない履物などで長時間の刺激があると肌の内部を守る反応として角質が厚く硬化します。乾燥による水分の不足と、外部刺激は相互に関係し、特に足裏は角質層が厚くなってしまう環境であるといえます。
足裏の角質の取り方
厚く硬くなってしまった角質は、セルフケアで除去することも可能です。気になる方は定期的に実践してみるとよいでしょう。
まず、入浴やフットバスなどで足を温め、足裏の角質をやわらかくします。足裏やかかと用のやすりを用意し、やわらかくなった角質の上で力を入れずに少しずつ動かし、角質を除去します。