慢性的なむくみだと、心臓や、肝臓、腎臓などの障害や、リンパ浮腫が原因の可能性があります。むくみの症状が何日も続いたりするほか、足の血管が部分的にぽこぽこと浮き出てきたり、尿の出が以前より悪くなったりなど、いつもと違う症状がある場合は、なんらかの病気が原因である可能性が考えられます。
病気によっては、初期症状としてむくみがあらわれる場合があれば、かなり進行が進んでからむくみの症状があらわれる場合などさまざまです。どの病気でも早期発見と早期治療は大切になってくるので、気になるむくみがあるときは、専門の医師に相談しましょう。
片足だけにむくみが多く出る病気とは
足にむくみがでる病気でも、両足ではなく片足どちらかにだけむくみがあらわれる場合があります。どちらかというと、右より左足の方により多く症状があらわれることが多いようです。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は、静脈の中で血液の逆流が起こることが原因となる病気です。静脈の中には、心臓まで血液を送る際、血液が逆流してしまわないように弁がついています。
しかし、この弁がなんらかの理由で機能できなくなると、血液が逆流してしまい、その部分の血管内の圧力が高まってしまいます。