●圧迫療法
足に適度な圧力をかける弾性ストッキングを履いて、余分な血液がすでにできてしまっている静脈瘤の中で留まらないようにする治療法です。誰でも気軽に使用でき、症状の進行防止と緩和する効果が期待できます。
●硬化療法
静脈瘤のなかに硬化剤を注入することで、静脈の内膜に炎症を起こさせる治療法です。炎症を起こした後、皮膚の上から圧迫することで瘤になっている静脈を閉じることができます。傷跡が残らない治療法といわれていますが、硬化剤の注入部に色素沈着する可能性や、しこりが残る場合があります。また、20〜30%の再発があるといわれています。
●レーザー治療
血管内に細いファイバーを入れて、血管の内側からレーザー光を照射して、その熱で静脈を塞ぐ治療法です。傷跡がほとんど残らないため目立たないといわれています。
また出血も少なく、身体への負担が小さいうえ、大きな静脈でも、高い治療効果が期待できるといわれています。
●IPL治療
肌に特殊な光をあてて、血管の拡張を改善する治療法です。最小限のダメージで行うことができる治療法だといわれています。痛みが少なく傷ができない治療法ですが、3〜5回の治療が必要とされています。