吹き出物は、すぐに治癒するものもあれば、酷くなるものもあり、顔なども目立つところにできると、特に女性にとっては気になるものです。ここでは、吹き出物ができる原因や治療、予防について見てみましょう。
吹き出物とは
吹き出物というと、顔にできるニキビをイメージするかもしれませんが、顔だけでなく背中やお尻などさまざまな部位にできます。その原因や症状によっていくつかに分類されます。
ニキビ
ニキビは、アクネ菌やマセラチア真菌というカビの一種が原因になっていることが多いでしょう。皮脂の多い部分にできやすいのが特徴です。主に思春期にできることが多く、大人になってからのニキビを思春期後瘡(ししゅんきござそう)とよびます。
粉瘤(粉瘤)
皮膚のターンオーバーがうまくいかないことで、皮膚の内側に老廃物が溜まってしこりのようになっているものを粉瘤といいます。
痛みや炎症をともなうこともあります。
毛嚢炎(もうのうえん)
ブドウ球菌が毛穴の奥で繁殖することによって起こるものです。膿をともなう赤い発疹で、外見はニキビに似ています。ムダ毛の処理の際に感染して起こることが多いといわれています。
吹き出物ができるメカニズム
吹き出物は、一般的には、毛穴に皮脂が詰まった状態から始まります。