背中ニキビの治し方に努力しても、なかなか治らないということがあります。背中ニキビの原因は外側のみならず、内側にもあると考えられます。背中ニキビの治し方について、解説していきます。
背中ニキビができるメカニズム
メカニズムは顔にできるニキビと同じです。ニキビの原因菌でもあるアクネ菌は、毛穴につまった皮脂をエサに増殖して背中ニキビを発生させます。しかし、アクネ菌は酸素に弱いです。
背中は他の部位より皮脂の分泌量が多く、汗をかきやすい部位でもあると同時に、衣服に覆われて、寝ているとき背中が敷布団などの寝具に密着するので、酸素が届きにくくなり、アクネ菌の増殖をサポートするという形になってしまいます。背中は見えないところなので、入浴のときに背中をキレイに洗うのが難しく、どうしても洗い残してしまいがちです。
古い角質などの汚れがたまり、その汚れが毛穴を塞いでしまいます。
酸素が届きにくく、汚れが毛穴を塞いでしまうという条件が揃うことで、アクネ菌が活動的になり、背中ニキビが発生するというわけです。また、マラセチア菌と呼ばれる菌がニキビ内に侵入すると、炎症が起きて赤く腫れるなど悪化していきます。