女性にとって髪の悩みは深刻です。女性に多いといわれるびまん性脱毛症で悩んでいる方は少なくありません。びまん性脱毛症はどのようにしておこり、また、どのような対策があるのでしょうか。
びまん性脱毛症とは
「びまん」とは、病変が広がっていくことを意味します。びまん性脱毛症とは、薄毛の症状が広範囲に広がっている症状のことをいいます。男性の場合は、頭頂部がまるく禿げてしまうといった症状が多いのですが、女性の場合は、全体的に広く薄毛になってしまうことが多く、分け目が広がり、髪のボリュームがなくなってしまい、地肌が透けるようになることがあります。中年期以降の女性によくみられる症状です。
びまん性脱毛症の症状
女性の脱毛症の中でもっともよくみられるといわれる「びまん性脱毛症」は、男性の脱毛症のように部分的に脱毛が進行するわけではなく、頭全体の髪が薄くなるのが特徴です。全体が徐々に薄くなってしまい、気づいたときには症状がかなり悪化していたということも少なくありません。別名は「女性男性型脱毛症(FAGA)」とされています。最初は、髪が細くなることから始まり、コシやハリが失われて分け目が目立ち始め、頭頂部のボリュームが減少し、地肌が透けて見えてしまうようになります。