金属アレルギーの症状
金属アレルギーは、金属接触アレルギーと全身型金属アレルギーの2種類にわけられています。金属接触アレルギーは、皮膚が金属と接することによって、皮膚上の汗から金属がイオン化して侵入し、かゆみや赤み、腫れや湿疹、水ぶくれを起こすことがあると考えられています。
全身型金属アレルギーは、薬や食品に含まれている金属が体液などに触れることでイオン化し、それを汗として放出するときに手のひらや足の裏などにむくみや皮膚炎などを起こすと考えられています。
金属アレルギーの検査
金属アレルギーの検査では、パッチテストを行い、どのような種類の金属に対してアレルギー反応があるのかを調べます。この検査によって、金属接触アレルギーの原因を特定することができます。全身型金属アレルギーの場合は、パッチテストでは陽性反応が出ないケースもあるため、内服テストや吸入テストを行い診断します。ただし、人体に悪い影響があるといわれている水銀やスズにアレルギーの可能性があるときは、内服テストは行いません。
金属アレルギーの治療
金属アレルギーは、完治が難しいといわれているため、基本的に接触を回避することでアレルギー反応が出ないようにすることが重要です。