老若男女問わず、アトピーを持っている人は数多く、アトピーに悩まされている人も数多くいると考えられます。アトピーとは、どのような疾患なのかを知り、原因を突き止めて改善していくことが大切です。ここでは、アトピーになりやすい人の特徴や原因、治療などについて見てみましょう。
アトピーとは
アトピーの特徴は、肌の水分保持能力が低く、肌が乾燥しやすいことがあげられます。簡単にいえば、その人が持つ肌のバリア機能が低下した状態にあるということです。肌のバリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすく、細菌などによって感染しやすい状態といえます。
肌の構造は、上から順に、表皮、真皮、皮膚組織の3層に分かれ、外部などからの刺激を守る役目を持っているのは、表皮の一番上にある角質層になります。角質層とは、レンガで例えるなら、角質細胞がレンガで、レンガとレンガを接着させるものが細胞間脂質になり、細胞間脂質の主成分である「セラミド」によって、肌のバリア機能を維持しています。
そのセラミドが不足することによって、肌のバリア機能が低下し、その結果、アトピー性皮膚炎になりやすい状態になると考えられます。
セラミドについては『セラミドの皮膚内での役割』 (https://www.skincare-univ.com/article/003236/)