また、耐性菌が発生しないことから長く使える薬ではありますが、長期間の使用でアレルギーによる接触性皮膚炎を起こす可能性があるとの報告があります。自己判断で使用を中止するのはよくありませんが、ニキビが治ってからは使用を控えることをおすすめします。
ニキビ治療に使われる過酸化ベンゾイル配合薬
現在、皮膚科で処方される過酸化ベンゾイルを配合したニキビ治療薬には、以下の2種類があります。
それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
ベピオゲル
過酸化ベンゾイルを2.5%の濃度で配合している、白いゲル状の塗り薬です。
デュアック配合ゲル
過酸化ベンゾイルを3.0%の濃度で配合している、白から淡い黄色のゲル状の塗り薬です。過酸化ベンゾイルのほかに、クリンダマイシンという抗生物質も配合されています。
エピデュオ
アダパレンを0.1%、過酸化ベンゾイルを2.5%で配合。
白色から微黄色の不透明なゲル剤のニキビ治療薬。
過酸化ベンゾイル製剤の通販はNG
過酸化ベンゾイルが配合された薬は、通販などで個人輸入もできます。しかし、過酸化ベンゾイルは効果が強い一方で副作用もある薬です。また、海外の過酸化ベンゾイル製剤の中には、濃度が高く刺激が強いものもあるといわれています。