を作り、頭皮を外的刺激から守るとともに、水分を逃さないようにする働きがあります。そのため洗浄力の強いシャンプーや熱いお湯で洗髪をすると、頭皮に必要な分の皮脂まで落としてしまうことになり、その結果、頭皮の乾燥を招きます。
さらに、ドライヤーで髪を乾かすときも注意が必要です。乾かし過ぎは頭皮の水分まで奪ってしまいます。また、ドライヤーをあてるときに吹き出し口が頭皮に近過ぎると熱により頭皮にダメージが加わり、バリア機能の低下につながります。
不規則な生活環境
頭皮が乾燥しやすい背景には、生活環境も影響しています。
たとえば、ストレスや睡眠不足から頭皮の血行が不良になると新陳代謝が低下し、頭皮の角質が生まれ変わるターンオーバーにも乱れが生じます。すると頭皮のバリア機能や水分保持力が低下して、乾燥につながることがあります。
加齢によるもの
皮膚(頭皮)の水分を保持している角質細胞は年齢によって衰えるため、水分を保持できる量も減ります。若いころと変わらない生活をしているのに、フケやかゆみが出るようになってきたとしたら、頭皮の老化が進んできているのかもしれません。
頭皮の乾燥からかゆみやフケが生じる理由
乾燥した頭皮はバリア機能が低下するため、肌内部の水分が失われやすく、紫外線など外的刺激の影響を受けやすい状態です。