しかし、高級アルコール系の界面活性剤は洗浄力が高すぎるため、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまう場合があります。石けん系の界面活性剤もまた、洗浄力が高いので、頭皮の乾燥が気になるときは避けたほうがよいでしょう。
一方、洗浄成分がアミノ酸由来のシャンプーは、必要な皮脂は適度に残してマイルドに洗い上げることができます。乾燥が気になったり、頭皮トラブルがある方にも適しているといわれています。
アミノ酸系の洗浄成分には、ココイルグルタミン酸、ココイルアラニン、ラウリン酸、ヤシ油脂肪酸などがあげられます。パッケージの成分表の先頭のほうに、これらの成分が記載されているかどうかを確認しながら選ぶとよいでしょう。
頭皮の保湿におすすめのローション
シャンプー剤やシャンプー方法を変えても頭皮の乾燥が気になるときは、ローションで保湿するのもよいでしょう。頭皮専用のローションや化粧水を使えば、髪や頭皮がベタつくこともありません。
頭皮の保湿目的でローションを選ぶときは、保湿成分を配合したものや刺激の少ないノンアルコールタイプを選びましょう。乾燥の原因のひとつとして血行不良もあげられますので、血行を促す成分を配合したタイプもおすすめです。