ウィズコロナの今増えている口腔ケアのニーズ 歯科衛生士の2~3人に1人が「口臭、矯正、歯の食いしばりに関する相談が増加」と回答 コロナ禍前後における口腔ケアニーズの変化に関するアンケート調査を実施
日本フィンランドむし歯予防研究会は、1997年6月4日に日本国民の歯の健康に寄与する啓発・研究活動を目的として設立して以来、「口腔の課題」に対するさまざまな提言を行ってきましたが、この度、全国の歯科衛生士200人を対象に「口腔ケアの実態調査」として、コロナ禍前後における口腔ケアニーズの変化に関してアンケート調査を実施いたしました。
新型コロナウイルスの出現から2年近くが経とうとしている中、人々の生活も少しずつではありますが元に戻りつつある状況です。歯科医院の受診状況に関して、海老名市歯科医師会会長であり日本フィンランドむし歯予防研究会の鈴木会長(ベル歯科医院 院長)によると、「全国的には昨年の4月から5月にかけてコロナに影響を最も受け、一時期受診を控える患者様が多くいらっしゃいました。そこから徐々に受診する患者様が戻ってきており、現在はコロナ禍以前の状態に戻りつつあります。」とのことでした。
そのような中で、JFSCPは、人々の口腔ケアにおけるニーズがどのように変わったのかに注目しました。
また、羽村 章JFSCP理事長から咀嚼行為の重要性、キシリトール研究の世界的権威であるフィンランド・トゥルク大学名誉教授 カウコ・マキネン先生から、コロナ禍でのキシリトール活用法についてのコメントを紹介します。