テイカ製薬 ミノキシジルよりも毛の伸長を促進する純国産セラミック物質を発見!
テイカ製薬株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:金岡 克己、以下「テイカ製薬」)は、亜鉛イオンの徐放性に優れたシモンコライト*に注目し、ドラッグ・リポジショニング(以下、DR)の手法を応用して、ミノキシジルよりも毛の伸長促進作用があることを発見いたしました。*JFEミネラル株式会社の開発品 ※現時点ではシモンコライトは医薬品として承認されていません。
シモンコライト
テイカ製薬では、これまでも独自の製剤技術により有効成分を別の剤型に変更することで大手製薬会社と共同でDRを行い、点眼剤・軟膏剤の新薬を発売しております。
DRは、原料の新しい効果を発見し、それを別の疾患治療薬として開発することです。既に使われている原料なので、予想外の副作用や体内動態の問題により開発が失敗する可能性が少ない、優れた開発手法になります。
今回は、毛の伸長効果を発揮する物質をテイカ製薬がDRで探索中に、シモンコライトの創傷治癒効果に着目し、ラットの髭毛包の器官培養法で確認したところ、5日目以降でミノキシジルよりも毛の伸長を促進することを発見しました(参考:図1)。
また、微細化技術の研究を進めシモンコライトをナノ粒子化することに成功しました。