2022年9月29日 11:45
<最新研究報告>身体心理学者・山口 創先生との共同研究によりフルーツグラノーラで幸せホルモン分泌上昇が判明
(有意傾向)
朝食摂取条件と非摂取条件でのオキシトシン濃度の変化量
【研究の考察】
幸せホルモン「オキシトシン」は、主に人同士やペットとの触れ合い・絆により分泌されることが多いとされています。食に関しての研究事例は少ないのですが、過去の調査・研究では、朝食習慣と幸せが相関関係にあることなどがわかっています。
そこで今回は、朝食の主食摂取によって、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されるかどうかを、非盲検クロスオーバー比較試験で確認しました。その結果、フルーツグラノーラは、他試験食と比較して、オキシトシンの分泌量が高まることが確認されました。またストレスに関連するαアミラーゼ分泌量においては、フルーツグラノーラが他試験食に比べて低下することが確認されました。オキシトシンとαアミラーゼの分泌量は相反関係にあるといえます。フルーツグラノーラを摂取したことで、リラックスした状態になり、ポジティブで、幸せな気持ちになったといえるでしょう。
なお、今回のオキシトシン分泌量を他の行為で例えると、ペットをなでたり、触れ合ったときの上昇率とほぼ同じだといえます。
ペットと触れ合う喜び(高揚感)とリラックス感が入り混じった状態になり得たといえるでしょう。