2023年3月9日 11:15
肌のバリア機能に有効な『ムラサキバレンギク新エキス』を開発 日本農芸化学会2023年度大会にて発表
ノエビアグループは、自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」で有機栽培したムラサキバレンギクエキスの抽出方法を最適化することにより肌のバリア機能において重要な役割を担うアシルセラミドへの効果をより一層高めた『ムラサキバレンギク新エキス』の開発に成功しました。さらに、『ムラサキバレンギク新エキス』が角質細胞とアシルセラミドの結合に重要なタンパク質「SDR9C7」を増やすことを発見しました。
この研究成果を2023年3月14日~17日に開催される「日本農芸化学会2023年度大会」にて発表いたします。
北海道暑寒別岳パイロットファーム:
https://www.noevir.co.jp/about/farm/
【研究背景】
●角質細胞とアシルセラミドの結合に重要なタンパク質「SDR9C7」に着目
肌の見た目の美しさに大きな影響を及ぼす皮膚の角層は角質細胞と細胞間脂質から構成されています。細胞間脂質の約半分を占めるセラミドは肌の水分保持やバリア機能において非常に重要な役割を果たしています。
アシルセラミドと角質細胞の周辺帯タンパク質が共有結合した結合型セラミドは、角質細胞と細胞間脂質を架橋し、皮膚バリア機能にとって不可欠な構造の一つである角質細胞脂質エンベロープ(CLE)