2023年3月14日 16:00
沖縄の伝統的な髪型「沖縄からじ結い」と頬杖土偶の共通点を考えるー国際文化学園の美容考古学研究所 定例サロンを2023年3月22日(水)に開催
学校法人国際文化学園の美容考古学研究所では、土偶、埴輪のヘアメイクから縄文、弥生、古墳時代の美容を研究、歴史的遺物から当時の髪型や化粧を類推して再現することを主とする活動の一環として、毎月末の最終水曜日に定例サロンを無料開催しています。
今月のテーマは「沖縄からじ結い」です。沖縄にはからじ結いという独特の結髪法があります。からじ結いとは、頭頂に髷(まげ)を作り、その根元に残りの髪を整えて巻きつけ、簪(かんざし)で差し留めたものや、左右のビンを少し非対称にまとめるものなどがあります。身分や職業、生活習慣などによって様々なバリエーションがあり、髪の結い方が異なっていました。
沖縄からじ結い 1
沖縄からじ結い 2
頬杖土偶
からじ結いの髪型には、縄文時代中期の土偶にそっくりなものがあります。重要文化財にも指定されている風張1遺跡(青森県八戸市)から出土された頬杖土偶は、まさにからじ結いとも捉えられるような土偶髪型ではないでしょうか。
沖縄と縄文との関連性はよく言われることですが、髪型からも、その深い結びつきが考えられるのではないでしょうか。
今月のサロンは、3月22日(水)16:30より国際文化学園美容考古学研究所(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)