2023年5月26日 10:30
MCT市場が2年連続で過去最高を更新 関連商品が続々 市場拡大の鍵は、約半分を占めるMCT配合の加工食品
MCT素材事務局は、MCT市場における販売額が2年連続で過去最高を更新したことをお知らせいたします。さらに、2023年3月における単月の販売額においては、MCT市場の約半分となる48%が加工食品となり、MCTの広がりが示唆される結果となりました。
MCT(中鎖脂肪酸油)の主成分である中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツなどのヤシ科植物の種子、牛乳や母乳にも含まれています。古くからMCTは病院食などに活用され、近年ではMCTの健康機能に着目したダイエット・体脂肪対策としての商品が日本国内でも広がりを見せています。
中でも、全国の食品スーパーを対象とする「KSP-POSデータ」によると、2020年度から2022年度の3ヵ年において、販売額は2年連続で過去最高を更新。さらに、2023年3月における単月の販売額においては、加工食品の合計が全体の48%を占める結果となり、MCT市場の約半分を占めるほどの割合となりました。
図1:MCT関連商品の販売金額推移
図2:MCT関連商品のカテゴリー別販売金額の割合
市場拡大の背景には、MCT関連商品の販売アイテム数の増加が挙げられます。2020年4月時点では、MCT関連商品が15アイテムだったのに対して、2023年3月時点では51アイテムにまで伸長。