新たな肥満症治療の選択肢を提供 国内初!(※1)カプセル内服型バルーン治療「Allurionプログラム」を開始 ― 生活習慣の改善及び、長期的な効果に期待 ―
日本では、欧米に比べて肥満症患者が少ないと考えられていますが、日本人は欧米人よりも軽度の肥満で糖尿病や高血圧などの疾病を合併しやすいことが知られています。肥満や過体重と言われるBMI(体格指数)25以上は、日本人の約3割にあたり、増加傾向にあります。さらに、BMI35以上の高度肥満症は、ここ10年ほどで3倍にも増加し、保険診療による減量・代謝改善手術の対象となるにもかかわらず、外科手術を受けているのは0.1%以下というのが現状です。
BMI35未満の肥満症でも様々な疾病を合併したり、社会的および心理的な要因により生活が困難になることがあります。そのため、手術よりも侵襲が少なく、かつ医学的に証明された肥満症治療が必要とされています。
「Allurionプログラム」はその低侵襲性により、肥満症に悩む多くの患者さまに適応となり、また心理的にも受け入れやすい治療と考えられ、1年以上の準備期間を経て、今回日本に初めて(※1)導入されました。
肥満症を改善することにより、肥満に起因するさまざまな疾患の改善だけでなく、健康寿命の延長や社会性・生産性の向上などが証明され、将来的な医療費の負担軽減にも寄与すると考えています。