9月26日は「大腸を考える日」。“くるみ”で腸内環境を整え、からだの中から元気になろう!~くるみで腸すこやかレシピをウェブ上で公開~
とイリノイ大学の研究によると、くるみの摂取は腸内細菌叢に好ましい変化を与えることがわかりました(*4)。健康な成人18名による少数の被験者集団(35~68歳)に、3週間毎日42gのくるみを食べてもらったところ、大腸がん、炎症、消化器疾患に影響する二次胆汁酸が減少していることがわかりました。また、くるみを食べた結果、健康に良いとされている腸内細菌が増加したことも明らかになりました。
●くるみを加えた食事により酪酸菌などのプロバイオティクスが増加することがわかっています
「Nutrients」に発表された研究では、くるみを加えた食事により酪酸菌などの有益なプロバイオティクスが増えることで、腸内細菌叢に好ましい影響がもたらされることが明らかになりました(*5)。酪酸菌は大腸の健康を保つのに役立ち、消化に有益と考えられています。この研究では、ドイツの健康な成人194名(平均年齢63歳)を2つの食事グループに無作為に分け、それぞれの食事を8週間続けてもらいました。ひとつのグループは、1日当たり43gのくるみを加えた食事で、その後くるみを加えない食事に切り替えました。もうひとつのグループはその逆の順番で食事を切り替えました。