釣り糸のサンライン、美容業界へ初進出 若手開発員のアイデアから大気圧低温プラズマで課題解決
釣り糸の製造・販売を行う株式会社サンライン(山口県岩国市玖珂町1600-21、代表取締役:中野 郁夫)は、同社のプラズマライズ事業部がネイルケアに適したプラズマ処理方法やネイルサロン向け大気圧低温プラズマ処理装置を開発し、新たに美容業界へ進出します。爪に低温プラズマを照射することで、ジェルネイルの接着性の向上や爪表面のクリーニングなど、ネイルケアにおける課題を解決し、若手開発員の発想を起点に、新規事業開発へと乗り出しました。2023年11月19日・20日に開催される世界最大級のネイルの祭典「東京ネイルエキスポ2023」へ出展し、装置展示やプラズマ処理体験会を行います。
図1.+Care by Plastasのイメージ
■背景
(1) Plastas(プラスタス)
株式会社サンラインは、2019年より独自技術である大気圧低温プラズマ技術「プラズマライズ」を利用し、自社の釣り糸事業をはじめ、製造業を中心とした実験や開発、生産、分析を受託しております。製造業では、工場のVOC排出抑制などの環境対応や、新製品開発における機能性向上などの需要が拡大しており、溶剤や薬液を使用しないドライプロセスで、高い化学的活性により物質の表面改質が可能なプラズマ技術への関心が増えています。