名医に聞く!最強の油・MCTオイルの魅力「赤ちゃんのちぎりパンはどこへいった?」 山本メディカルセンター院長へのインタビュー記事を公開
中鎖脂肪酸100%の油のことをMCT(Medium Chain Triglyceride)といいます。一般の植物油に含まれるオレイン酸やリノール酸と同じ脂肪酸の仲間で、母乳や牛乳などにも含まれており、私たちが普段から摂取している成分です。
新生児、いわゆる「赤ちゃん」のころ、私たちは重要なエネルギー源として、中鎖脂肪酸を摂り入れて、脂肪を燃焼して成長します。大人と違って、食事も自由に摂れない頃、糖質のエネルギー源は摂取する機会が少ないため、生まれてからしばらくの間は、脂質代謝を通じてカラダ全体を動かしていると考えられており、研究され続けています。
赤ちゃんとMCT
■ちぎりパンのようにふっくらした腕がスッキリするのも、中鎖脂肪酸のおかげ
ちぎりパンと赤ちゃんの腕
赤ちゃんの腕や脚が、まるで、焼き上がったばかりの「ちぎりパン」のように、ふっくらと優しく膨れ上がる時期があります。SNSで我が子の愛おしいその姿を紹介する様子も多く見られます。
しかし、大人になるにつれて、自然とこの「ちぎりパン」状態は解消。
この時蓄えられていた脂肪は、母乳や代替乳を通じて得られる、中鎖脂肪酸によって脂肪燃焼が促され、成長するための重要なエネルギー源として使用されている可能性を報告する研究もあります。