【オリーブオイル健康ラボ 花粉症の季節に向けてコラムを公開】オリーブオイルを上手に使って、早めの花粉症対策!今年は「調理油と免疫の関係」に注目。毎日の加熱調理にはオリーブオイルを!~免疫力を高める、冬の食卓アイデアレシピご紹介~
炎症を引き起こすプロスタグランジンE2(PGE2)やアラキドン酸の生成が増加し、アトピー性皮膚炎や花粉症の症状を悪化させることがあります。オメガ6系の油は、調理に使われるサラダ油や様々な加工食品に使用されており、取りすぎには注意が必要です。
(2)オメガ3系…αリノレン酸
αリノレン酸はリノール酸と同じで必須脂肪酸です。αリノレン酸からはEPA(エイコサペンタエン酸)や、EPAからできるDHA(ドコサヘキサエン酸)ができます。EPA・DHAは(1)で述べた様々な物質の産生を妨害する働きがあります。ただし、非常に酸化しやすいので加熱調理には不向きであり、生食用の油(ドレッシングなど)であるといえます。
(3)オメガ9系…オレイン酸
加熱調理に向いているのはオレイン酸です。一価不飽和脂肪酸のため酸化しにくく、血中のコレステロールを適正に保つ働きもあります。
オレイン酸は(1)のアラキドン酸のように免疫系の炎症反応を強める物質をつくりません。αリノレン酸のように加熱に弱い欠点もないので、毎日の調理(焼く・炒める・揚げる)で使う基本の油としては最適といえます。
油の種類と免疫力の関係
■ビタミンE
油分に含まれるビタミンEも花粉症の症状緩和に役立つことがわかっています。