咳止め薬が不足している今、見直したい。のどケア事情を調査!「病院」より「市販薬」が多数派!一方、薬を常備している人たった3割。過半数が、症状が出るまでケアをしない!のどの症状に伴う悩み1位「不眠」2位「集中力の低下」
そのため、仕事で長時間話さなくてはいけない場面、水分をこまめに摂れない場面なども要注意です。
症状によっては重症化するリスクも…受診をおすすめする目安とは?
長引く場合は、生命にかかわる危険な病気である可能性も
もちろん、何かしらのどの症状を感じたタイミングでのどの専門家である耳鼻咽喉科を受診していただくのがベストですが、受診をおすすめする目安として、水分を摂ってもずっとのどが痛い・声がれが治らない、市販薬を飲んで1週間経過しても良くならない、といった場合は早めの受診を勧めます。これらの症状はなんらかのウイルスや細菌による上気道炎という病気の可能性があるため、専門医での診断治療が不可欠です。また、これらの症状の中には、呼吸困難に陥り生命が危険になる喉頭蓋炎や感染症だけではなく、のどの悪性腫瘍などの病気が隠れている可能性もあります。
【プロフィール】
渡邊雄介先生
医療法人財団順和会 山王メディカルセンター副院長、国際医療福祉大学医学部教授、 山形大学医学部臨床教授、東京大学医科学研究所附属病院非常勤講師。
専門は音声言語医学、音声外科、音声治療、GERD(胃食道逆流症)、歌手の音声障害。