それって本当に花粉症!?自己判断が感染を広げる原因に 意外と多い目に症状が出る感染症が今年度も流行!その症状、花粉症ではないかも?!
耳の前のリンパ節が腫れたり、痛くなったりします。角膜にも炎症が及ぶと、点状の濁りがでて眩しく感じたり、視力が低下したりします。これは1カ月以上も続くこともあります。ウイルスに対する特効薬がないので、 PAヨード製剤で目の表面を洗浄したり、炎症を抑えるステロイドを点眼します。
また角膜に傷がある場合のみ抗菌薬を点眼することもあります。なお偽膜は外科的に取る必要があります。接触感染でうつるので、職場や家庭で広がらないようにすることが大切です。流行性角結膜炎は「登園・出席停止期間」が決められていませんが、症状により医師から感染の恐れがないと認められるまでは出席停止の対象になっています。
■増加が続く「A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)咽頭炎」
今年度は9月終わり頃(39週(9月25日~10月1日)あたり)から感染者数の報告が増加しています。典型的な溶連菌咽頭炎は、のどが真っ赤に腫れて強い痛みがあり、扁桃腺に膿がついたり、38℃-39℃の高熱が出ます。目は鼻や咽頭と繋がっていますので、軽く充血することもありピンクアイと呼ばれます。一般的には咳や鼻水などのかぜ症状は少ないですが、小さな子どもだと鼻水だけの軽い症状のこともあります。