富山・散居村の屋敷林お手入れから生まれたアロマミスト「カイニョミックス」を発売 地域の景観保全にも貢献
株式会社水と匠は、富山県砺波(となみ)平野の美しい農村景観「散居村」保全活動の一環として、散居村の屋敷林の樹木から抽出した精油を使用したアロマミスト「カイニョミックス」を4月3日に発売いたします。
アロマミスト「カイニョミックス」
■富山の地形と人々の共生が作り上げた、優れたエコシステム「散居村」
水田の中に家々が点在する日本最大の砺波平野の散居村。家の周りに巡らされた屋敷林はこの地方では「カイニョ」と呼ばれ、冬の季節風や吹雪、夏の日差しから人々の暮らしを守ってくれています。かつては、落ち薬や枝木などは煮炊きの燃料として、スギやケヤキなどは家を増築する際の建材や様々な生活道具にも利用されるなど、サステナブルな暮らしが江戸時代から営まれてきました。
カイニョは多様な生物の棲家でもあり、ヒートアイランド化を防ぎ、CO2を吸収するなど、優れたエコシステムでもあります。
富山県砺波平野の散居村
■保全と未来継承のために
ところが、人口減少やライフスタイルの変化などにより、年々水田や屋敷林の維持が難しくなっています。「カイニョミックス」は、その保全と未来継承に貢献するため、屋敷林整備の際に出る剪定枝から抽出した精油を使って開発されたアロマミストです。