「復活草」「茉莉花」「時計草」に夜間に高まる肌の回復を促す効果を発見
そこで、ノエビアグループでは、夜間に高まる肌の回復力とメラトニンにより調節される肌の体内時計との関連性に着目した研究に取り組みました。
【研究成果】
1. 「復活草」に肌の回復を高める効果があることを発見
真皮に存在するヒアルロン酸やエラスチンは、肌の回復に重要な役割を果たしています。真皮線維芽細胞を用いて肌の回復力を高める有用な植物を探索したところ、「復活草」(の一種である植物)の抽出物は肌の回復に重要なヒアルロン酸やエラスチンを増やし、肌の生まれ変わりを高める効果が高いことが明らかになりました。
ヒアルロン酸の量/エラスチンの量/細胞が生まれ変わる力
復活草(ハベルレアロドペンシス)
学名:Haberlea rhodopensis
科名:イワタバコ科
属名:ハベルレア属
極度の乾燥状態でも生き続けることができ、水を与えると復活する復活草の一種。ブルガリアのロドピ山脈付近に見られる固有種で、古代から残存する希少な植物。
復活草(ハベルレアロドペンシス)
2. 老化することで体内時計が乱れ、肌が回復される夜の時間が短くなることを発見
老化によって肌の体内時計に変化が生じるかを明らかにするため、夜に発現が増加することが知られている時計遺伝子BMAL1と昼に発現が増加することが知られている時計遺伝子PER1の発現変化を、真皮線維芽細胞を用いて解析しました。