JMDC、腎機能悪化スピードを予測するアルゴリズムを開発、実装システムの特許を取得
株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮、以下「JMDC」)は、高額な医療費がかかる透析移行の早期予防介入を目的とした「腎機能悪化スピード予測アルゴリズム」の研究開発を行い、当該アルゴリズムを活用した実装システムの特許を取得いたしましたので以下のとおりお知らせいたします。
■腎機能悪化スピード予測アルゴリズムについて
糖尿病性腎症を含む慢性腎臓病は、重症化すると人工透析が必要となり、患者にとって生活の質(QOL)低下となるだけでなく、公的医療保険制度に一人あたり年間約500万円の高額な医療費負担が生じます。慢性腎臓病は10年以上の長期にわたり徐々に進行する病気ですが、その進行速度は個人差が大きく初期時点でそれを判別することは困難なため、中等度以上まで進行してから本格的な治療が開始されるケースも多いのが現状です。その場合、一度失われた腎機能を回復することは難しいため、透析移行を数年遅らせることはできても透析移行自体を防ぐことはできない点が課題となっています。国としても、この度、糖尿病性腎症重症化予防プログラム(令和6年度版)改訂を行い、さらなる取組強化を図っているところです。