「アフター・コロナパンデミック - その後の宗教と霊性」
一般財団法人スピリチュアリティ・リサーチセンター(兵庫県西宮市、代表理事:伊藤 耕一郎)は2024年8月2日に第5回特別講演、「アフター・コロナパンデミック - その後の宗教と霊性」を開催いたします。
■開催背景
2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられて、1年少しが経過しました。社会は平穏を取り戻しつつも、その活動形態が大きく変容をした企業、立て直せないほどの経済的打撃を被った企業などその爪痕はそこかしこに残っています。そして組織とは別に変容が見られたのが人々のスピリチュアリティ(霊性)です。
その中でも顕著にその特徴が現れているのが、宗教やオカルトなどの霊性思想です。教勢を取り戻しつつある宗教も存在しますが概ね宗教の信者は左肩下がり、逆にスピリチュアルや精神世界と呼ばれる霊性思想に触れる人は増加し、利用者が4割増加したとの報告もあります。なぜ人々は宗教ではなく霊性思想を求めたのでしょうか。
一般財団法人スピリチュアリティ・リサーチセンターの研究員らは、コロナ・パンデミックの初期から、これに対して宗教団体と霊性思想関連団体について現地調査や聞き取りの質的研究、アンケート調査をはじめとした量的研究の両方の観点から情報を収集し、宗教学・心理学者等の文系と薬学・生物学等の理系の学者の双方がこれを分析し、いくつかのレポートをまとめています。