“グアーガム分解物”の摂取が肌機能を改善することを発見 腸内環境の改善による肌機能調節の可能性
太陽化学株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:山崎 長宏)は、グアーガム分解物の健常成人の肌機能における有効性について検証し、学術誌「Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition」に発表しました。
〇本研究のポイント(図1)
・グアーガム分解物摂取(5g/日)の肌機能への効果をヒトで検証
・グアーガム分解物はバリア機能の低下しやすい乾燥期の頬の皮膚バリア機能(保湿力)を改善することを発見
・グアーガム分解物は頬の皮膚粘弾性(ハリの指標)を改善することを発見
・肌機能改善には腸内環境の改善効果が寄与したと推測される
図1. 本研究から推定されるグアーガム分解物の効果(イメージ)
図1
1. 研究の背景について
近年の研究では、腸内細菌叢は腸のみならず全身の健康に関与していることが明らかになってきており、肌についても例外ではありません。この関係は腸-皮膚軸(Gut-Skin Axis)とも呼ばれ、インナービューティーの観点からも注目を集めています。
本研究では腸内細菌叢の改善に有用な水溶性食物繊維として知られる“グアーガム分解物”※1に着目し、その摂取が肌機能の維持・改善に有用であることを発見しました。