遺伝子×食事のデータ連携およびその有用性についての検証を実施完了~より個人に合わせた食事メニューの提案などを目指して~
◇検証結果
同じ性別、および同程度の年齢・摂取カロリー・運動習慣でも、BMIの遺伝的タイプが大きく違うと、実際のBMIにも大きな違いを生じる例があることが判明。
両データを活用することで、将来的に個人ごとのより正確なBMI予測や病気予防への応用が期待できる。
◆実施の背景(食事データとのシナジーについて)
ジーンクエストが提供する遺伝子解析サービスでは、BMIの遺伝的タイプを確認することができ、遺伝的タイプ毎の将来の年代別BMI推移傾向も確認することが可能です。その一方で、実際のBMIについては遺伝子で全て決まるものではなく、生活習慣の影響が関与しており、特に食事や運動の影響を受けるとされています。その中で、「遺伝的な傾向と現在の状況が一致していない方」に着目することで、疾患の予防や効率的な体重管理において有用な知見が得られるのではないかと考えました。具体的には、遺伝的に高BMI傾向でも実際に高BMIではない方の食事内容を調べることができれば、同じような遺伝的タイプの方への参考となる食事内容を提供できるのではないかという点から本検証をスタートすることとしました。◆遺伝子×食事データの今後の利活用について
蓄積された食事データに対し、個人の遺伝子情報は生涯不変です。