キシリトールマイスターセミナー2024開催 米国で報道されたキシリトール研究に対する見解とキシリトールの多量摂取による身体への影響について
日本フィンランドむし歯予防研究会は、2024年9月29日(日)に歯科医師や歯科衛生士を中心とした約350人に対して「キシリトールマイスターセミナー2024」をオンラインにて開催いたしました。
本セミナーは、「キシリトールは血栓形成促進性があり、主要心血管イベント(MACE)と関連している」と題された新しい研究が、心臓血管医学を扱う国際専門誌である「European Heart Journal」に掲載され、そして、この論文の「キシリトールを大量に摂取すると、心臓発作、脳卒中、死亡のリスクが最大2倍増加する可能性がある」という部分を、米国のWEBメディアが報道したことをきっかけに実施。
報道されたキシリトールの研究結果に対して、当研究会としての見解と正しい知識を伝えるべく、理事長の羽村章は、次の3つのメッセージをと参加者たちに送りました。
1、キシリトールは、う蝕予防や口腔の健康増進に安全な甘味料である
2、う蝕予防のために経口摂取したキシリトールは血液凝固に直接関係しない
3、ガムやキャンディに用いる甘味料としてのキシリトールは完全に安全である※1
4、キシリトールは、体内でも作られる(内因性)