“口腔ケアの専門家に聞く!”インタビュー第2弾を公開 「舌を磨く習慣」について、大学病院歯科医師として知らせたいこと!
(3) 使用後の舌ブラシの保管について
Q:ほかにも舌ブラシの使用に関して注意すべき点はありますか?
伊藤先生:これはどなたにも言えることなのですが、舌ブラシを使用した後、ブラシを清掃して、保管してもらいたいです。まれに、介護施設などで、きれいに洗浄したあと、濡れたまま保管してあるのを見かけますが、それでは菌がブラシの中で繁殖してしまう可能性があります。たまに歯ブラシの毛先を下にして、コップに立ててあるのを見ますが,水分が残っていると細菌は繁殖しやすくなります。きれいに洗浄し、水気を切って、ブラシの部分を上にしてコップに立てるなどして,風通しの良い場所において乾かして保管する、ということが大事です。
口をきれいにする道具、歯ブラシや、舌ブラシ、コップなどを清潔に保つよう、意識していただくことも大切かと思います。
●伊藤加代子先生プロフィール
伊藤加代子先生
新潟大学医歯学総合病院 口腔リハビリテーション科 助教
2002年3月 九州歯科大学博士課程修了
2002年10月 - 2005年3月 長寿科学振興財団 リサーチレジデント
2005年4月 - 現在 新潟大学医歯学総合病院 口腔リハビリテーション科 助教
(所属学会)