日本の歯科医師たちによる、カンボジア国内の子どもたちの虫歯を減らすプロジェクトが2024年11月に発動!~カンボジア政府と協力して、虫歯のない世界を目指す~
日本のNPO法人Brush ASIA(ブラシアジア)は、2024年11月23日(予定)にカンボジア国内における口腔衛生活動のイニシャルプロジェクトを開始します。
カンボジア政府と協力して活動を開始します
アジアの中でも、最も虫歯の多い国の一つであるカンボジア。
そのカンボジアの虫歯を減らすべく、日本の有志の歯科医師たちによって、カンボジア政府保健省と協力して行うプロジェクトが立ち上がりました。
カンボジアでは、貧困層の多さや経済の発展に伴う格差の拡大だけではなく、海外から入ってくる低価格の清涼飲料水やお菓子の氾濫、歴史的な背景からくる知識層の欠如…などさまざまな社会的な問題が、虫歯の増加を助長しています。
これらの問題を乗り越え、カンボジア国内の虫歯を減らすには、社会の仕組みを変えていく必要があります。
今回立ち上がったプロジェクトは、その仕組みづくりの第一歩として注目されています。
カンボジアでの歯科検診風景
◆カンボジアにおける虫歯の状況
日本から飛行機で約7時間。一年を通して強い日差しの降り注ぐカンボジアは、人口1,700万人を抱えています。近年目覚ましい発展を遂げ、首都プノンペンでは高層ビルが立ち並ぶようになりましたが、依然として人口の16.6%が1日2.15ドル以下の収入で生活する貧困層といわれ、またそのほとんどが農村地区に住んでいると言われています。