スポーツを観るとこころが元気に!現地観戦はもちろんメディア観戦でも―世界初!スポーツ観戦の長期的な健康効果を解明―
図1. 現地でのスポーツ観戦頻度と健康状態、生活習慣との関連性
また、メディアでのスポーツ観戦頻度が多い人ほど、1年後に身体活動不足や朝食欠食になるリスクが低く、幸福感が高いことが分かった一方で、高血圧や糖尿病、高BMIとなるリスクは高い可能性が示されました(図2)。
図2. メディアでのスポーツ観戦頻度と健康状態、生活習慣との関連性
また、勤労者では、現地やメディアでスポーツ観戦をしている人はしていない人と比較して、1年後のワーク・エンゲイジメントが高いことが分かりました。
<著者のコメント>
本研究では、世界で初めてスポーツ観戦の頻度と20項目もの健康状態や生活習慣との縦断的な関連を検討しました。その結果、現地観戦でもメディアでの観戦でも、スポーツを観ることで良好なメンタルヘルスや生活習慣が得られる可能性が示されました。一方で、メディアでの観戦には肥満や生活習慣病のリスクが潜んでいる可能性も示唆されました。
今回の結果から、スポーツを観て心が動かされたり、爽快感を味わったりすることが、メンタルヘルスに好影響を与える可能性が見出されました。さらに、スポーツ観戦が「自分も身体を動かそう」