子育て情報『赤ちゃんに多いあせも。予防方法とできたときの対処法【医師解説】』

2021年7月20日 20:00

赤ちゃんに多いあせも。予防方法とできたときの対処法【医師解説】

赤ちゃんの柔らかいお肌にぶつぶつとできる「あせも」。繰り返し起こることもあり、戸惑う親御さんも多いことでしょう。あせもは、適切なスキンケアを心がけることで、予防でき、悪化も防ぐことができます。今回は、あせもの原因と治療、予防方法について説明します。

目次

・あせもとは?
・紅色汗疹(こうしょくかんしん)
・水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
・あせもができた場合の受診するタイミングと治療について
・あせもの予防方法
・赤ちゃんのお肌を清潔に保つ
・赤ちゃんのお肌を保湿する
・汗をかいたら着替える
・室温と湿度を調整する
・まとめ


赤ちゃんに多いあせも


赤ちゃんに多いあせも


赤ちゃんに多いあせも


あせもとは?

汗が皮膚の外側にうまく分泌せず、皮膚の内側に汗が溜まり、皮膚表面にぶつぶつと水疱(水ぶくれのこと)ができた状態を「汗疹(かんしん)」といいます。「あせも」は汗疹の一種です。赤ちゃんに起こりやすい汗疹について説明します。


紅色汗疹(こうしょくかんしん)

いわゆる「あせも」と呼ばれる汗疹です。生後10日以降~乳児期に起こりやすい汗疹で、汗を分泌する汗腺の閉塞によって水疱や炎症、かゆみを伴います。衣服で覆われたところに多く、熱がこもることも原因の1つです。炎症が起こると皮膚が赤くなります。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

生後数日~1カ月以内にみられる白っぽくキラキラした光沢のある水疱のことです。頭部、首、体幹に見られることが多いです。皮膚の一番表面に近い角層という部分に汗が溜まってして発生しますが、数日以内につぶれて自然に消えます。


あせもができた場合の受診するタイミングと治療について

赤ちゃんにあせもができてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか? あせもができた場合の受診するタイミングと治療について説明します。

皮膚が赤い、水疱ができている、1~2日間様子を見てもよくならないなど、いずれかの症状がある場合は、迷わず小児科あるいは皮膚科を受診しましょう。あせもの状態に応じて、弱めのステロイド剤の軟膏が処方されます。

ステロイド剤を避けるように自己流のスキンケアを続けたり、処方されたステロイド剤を指示された量や期間を守らず塗らなかったりすると、あせもはなかなか治りません。早めの受診と処方されたお薬の用法と用量を守りましょう。

あせもの予防方法

まずは赤ちゃんのお肌を健やかに保つことが大切です。家庭でできるスキンケアと予防方法についてお話しします。


赤ちゃんのお肌を清潔に保つ

1日1回はせっけんを使用して体を洗いましょう。ふわふわに泡立てた泡を使って、素手で汚れを落とすことがスキンケアの基本です。

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