中絶を考えてしまってごめんね…小さな命を私が守ると決めた日【体験談】
「ごめんね」と「ありがとう」
帰るころには妊娠35週になっていて、何件も何件も地元の病院を断られやっと出産できる病院が見つかり、新幹線や特急を乗り継いで地元に帰りました。
そして妊娠39週、破水から始まりすぐさま病院に飛んでいき入院しましたが、その日は陣痛が来ず、次の日の夜中に弱い陣痛があり、念のためという事で陣痛室で一晩過ごしました。
眠れないまま朝になってしまい、破水もしているので陣痛促進剤を打つことに。 朝の7時から夕方5時まで打ち続けました。しかし赤ちゃんは一向に降りてきてくれず……。
先生がこれ以上は危険と判断し、緊急帝王切開になり、妊娠39週3日で3,744gの男の子を出産しました。顔を初めて見たとき、涙が止まらなくなり、「ごめんね」と「ありがとう」でいっぱいになりました。目まぐるしい妊婦期間でしたが、病院の方々のサポートのおかげで、元気な子を産めた事に感謝しています。
「若い親は……」「シングルマザーなんて……」と白い目で見られる事も多く、つらいこともありますが、覚悟を持ち、試行錯誤しながらも子育てをしていこうと強く思っています。
著者:緒方ゆず
4歳、生後3カ月の子を持つシングルマザー。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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